たばこ株分析

【たばこ株分析】ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)

投稿日:2018年5月7日 更新日:

私の主力銘柄であるブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)の分析を記載します。2018年5月現在、私はBTIの株を2200株保有しています。

多くの米国株投資家がブログにてBTIの分析を行っています。グーグルで「ブリティッシュアメリカンタバコ 分析」と検索すればたくさん出てきます。というわけで別に自ら分析しなくても・・・とも思うのですが、自分用のメモも兼ねて記載したいと思います。

ブリティッシュアメリカンタバコの会社概要

イギリス・ロンドンに本社がある世界最大のたばこ会社で、全世界でたばこを販売しています。

ロンドン証券取引所・ヨハネスブルグ証券取引所そしてニューヨーク証券取引所に米国預託証券(ADR)として上場しています。我々日本の投資家は、ニューヨーク証券取引所に上場されているADRであるBTI株に投資できます。

ADRなので配当金は米国では課税されず、日本でのみ課税されます。我々日本の投資家にとっては二重課税を気にせず投資できるという点もいいところですね。

 

ブリティッシュアメリカンタバコの強み

タバコは嗜好品であり、なかなか手放せるものではありません。ほっておいても、値上げをしても、どんどん売れていきます。このような商品を販売している会社というのは世界中にあまりありません。

競合が参入しないという点もたばこ会社の強みです。たばこは体に悪いものですので、各国政府としても「どの会社でもたばこを売っていいよ」と新規参入会社にたばこの販売を簡単には認可しません。

更にビジネスモデルが非常に単純で、ビジネスの継続にほとんどお金がかかりません。たばこの葉を丸めて製品にするだけです。より高性能な製品をつくるための研究開発や設備投資が不要です。よって、株主により多くのお金を配当金として支払うことができます。

 

財務分析

ブリティッシュアメリカンタバコの過去10年間の財務データをまとめました。

売上・利益の推移

2017年はアメリカのレイノルズを買収したため、最終利益が売上を上回るという状況になっています。それ以外の年は利益率が20%超えと非常に高収益です。

 

負債・株主資本および収益性の推移

レイノルズを買収してからは負債比率が131%ですが、それまでは負債:株主資本=3:1くらいで負債比率が高いなという印象です。とはいえタバコ事業は非常に安定しているので、負債が多くても利払いに困ることはないので問題ないといえます。

過去10年のROEは非常に高く、特に2018年のROEは64%と訳が分からないくらい高収益です。

ROICは投下資本利益率(Return on Invested Capital)です。ROIC=純利益÷(有利子負債+株主資本)で算出できます。

会社が株主と有利子負債にて調達した資本でもって、どれだけ稼げたかを示す指標です。ROEは、負債でレバレッジを掛けると高い数値が出ます。その点ROICは有利子負債も含めた収益性を確認できるので、私はこちらを用いて評価しています。

過去10年にROICはおおむね15%を超えており、負債分を含めても収益性が高いといえます。

 

キャッシュフローの推移

フリーキャッシュフロー(FCF)がどんどん溜まっていることがわかります。2017年はレイノルズの買収によりFCFはマイナスになっています。その分、外部から資金調達したので財務キャッシュフローは大幅なプラスとなっています。

投資キャッシュフローですが、財務諸表の数値のうち、「子会社の買収・売却」とその他を分けました。2017年は莫大な金額を投資キャッシュフローとして支出していますが、これはレイノルズの買収です。

このことでわかるのは、2017年だと営業キャッシュフローの5347百万ポンドのうち、事業継続のために必要な投資は887百万ポンド、ということです。他の年も似たような感じであり、たばこ事業は事業継続にほとんど投資が必要ないことがわかります。

また、FCFと配当金支払額を比較しました。大きな買収を行った年以外は、FCFの枠内で配当金を支払っています。※配当金支払額は、財務キャッシュフローの内数となります。

株価の推移

我々日本の投資家は、ニューヨーク証券取引所上場のADRであるBTIを購入します。よって、USドルベースの株価および配当金の過去10年間の推移をまとめました。過去の傾向を見るとだいたい配当利回りは4~5%の間で推移していますね。

 

チャートを見ると2008年のリーマンショック直後20ドル台中ごろの価格ですが、その後は右肩上がりで上昇し、2017年に70ドルを超えてます。ところが最近は株価が下落し、52ドル台となっています。このことで配当利率が5% を超えています。

 

ブリティッシュアメリカンタバコのリスク

喫煙人口減、たばこ税の増税、健康訴訟などいくつもあります。ただ、たばこというのは嗜好品で喫煙者は簡単に止められません。たばこを全面禁止にするといわゆる闇社会がたばこの販売をしてしまい、その結果闇社会にお金が流れてしまうことになります。アメリカの禁酒法により、アルカポネはじめマフィアの勢力が拡大した歴史的事実もあります。

それよりも、マトモに税金を払うBTIのような会社に販売を任せるほうがよほど合理的です。さすがに販売禁止はないと思います。

 

(個人的な)今後の見通し

ブリティッシュアメリカンタバコは世界中でタバコを販売しています。今後アフリカ・アジアはじめ新興国の人口増が予想されています。先進国ではたばこ規制が年々厳しくなっており喫煙率が下がっていますが、新興国のたばこ規制は緩いので、今後も若年層を中心にたばこ需要が増えるのではないかと思います。

一方で加熱式たばこである「グロー」の売上がどれくらい伸びるのかは分かりません。こちらののほうが利益率が高いそうですが、いかんせん新製品なのでどういう売れ行きになるか分からないです。とはいえ、過去数百年の歴史から明らかなように、たばこというのは喫煙者にとってはどうしても消費してしまう商品であり、過去と同様、ブリティッシュアメリカンタバコも今後数十年は高収益を維持するもの思います。

 

私のブリティッシュアメリカンタバコ購入理由

過去の配当利率が4~5%で推移しており、現在の配当利率5%超えという株価で購入しても問題ないと思いました。また、新興国を中心に今後も徐々に需要は伸びると考え、購入を決断しました。

今後ポンド・ドルの為替により配当金額も変わってきますが、主力銘柄ですので順調に事業を拡大してほしいと思いますね。

 







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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