たばこ株分析

たばこ投資家の私がJT株を買わないワケ

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私はたばこ株投資家なのですが、JT株には投資をしていません。理由はほかでもなくJTが「日本の企業」だからです。

日本をディスる記事ばかり書いているので、日本が嫌いだからJTを買わないと思われる方も居るかもしれません。もちろんそうではなく、日本企業は全般的に株主還元には消極的だから、というのが理由です。

私は日本の大企業の中の人なので、日本企業がいかに株主を軽視しているかよくわかります。日本企業にとり、配当というのは「たまたま儲かったら投資家に支払う」ものであり、少しでも業績が悪くなれば平気で配当金をカットします。

また、社員を養うために無駄な組織・事業をそのままほったらかします。それもこれも終身雇用という制度のもと、一度雇用した正社員はどんなに働かない人でもクビにはできないためです。そのため無駄なお金が垂れ流しされます。株主に還元されるはずだったお金は、ドブに流されてしまいます。

企業というのはいろいろなステークホルダーがいますが、日本企業の場合は一番得するのは「クビにならないことをいいことに、開き直って仕事をしない高給の高齢社員」であり、一番損するのは「投資家」ということになります。この高給社員を守るための組織が労働組合ということになりますね。

さらに、かなり前に「三角合併」が解禁という際に「うちの会社が買収されるのではないか!」と、多くの上場日本企業の幹部が反応していました。自社を高値で他に売れるのであれば、株主に報いることになり、欧米の会社では必ずしも悲観されることではありません。日本だと「お家乗っ取り」ということで買収されることは非常にネガティブにとられます。さらに、買収防衛策まで取られる始末です。投資家としては、保有株が適切な価格以上に評価され、買収されたら満足なのであり、それに水をさす経営者は、投資家のエージェントとしては失格と言わざるを得ないです。投資家をないがしろにする非常識な経営がまかり通るのが日本なのです。ただ・・・今後の日本を考えると、心配しなくても、もう誰も買収してくれないと思いますが。。。

一方で欧米、特に米国では株主こそ神様です。配当原資を確保するためには従業員を簡単に切ります。私も家族が外資系に勤めているのでいろいろ聞くのですが、米国企業の経営者は本当に投資家への還元、株価の上昇について真剣に悩み、何よりも優先して取り組むそうです。もちろん従業員としてはたまったものではありませんが。やはりアメリカは資本主義の国、つまり「資本家=投資家こそ王様」ということですね。

私の家族が言っていたことと、ほぼ同じことをこのブログの方の記事にありました。私の家族は金融機関勤務ではないのですが、米系金融機関でも株主還元を第一に経営しているようですね。

たばこ企業ということで、アルトリア・フィリップモリス・ブリティッシュアメリカンタバコと同様に素晴らしいビジネスモデルをもつJTではありますが、投資家としては避けるべき「日本企業」であるがゆえに、私は購入しないのです。







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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