たばこ株分析

たばこの売上本数が減ってもたばこ会社は大丈夫

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ブリティッシュアメリカンタバコによると世界のたばこ市場は年間3.5%縮小するとのことです。今後のこの縮小がずっと続くのか、加速するのか、はたまたたばこ市場が拡大するのかは誰にも分かりません。

たばこ市場は縮小している・・・直観的に考えたら、たばこ株には「投資しない方がいい」ということになります。

しかし、私は「たばこ市場が縮小しても、たばこ株に投資しても大丈夫」と考えています。

なぜたばこ株への投資は大丈夫なのか

非常に単純な試算をしてみました。

たばこ市場が毎年3.5%縮小する場合、何パーセント値上げしたら売上を維持できるのかを考えてみました。(インフレ除く)

上記のように簡単にエクセルで計算してみたのですが、2018年のたばこ価格が100とすると、2030年、たばこ市場が今から35%縮小したとしても、たばこを53%値上げしたら売上は維持できます。

日本では(最近マルボロの価格が値上げされましたが)たばこ一箱をだいたい500円としましょう。2030年に750円にすれば、たばこ会社の売上は減りません。よって、投資家の配当も減りません。

アメリカではたばこは1000円くらい、さらにオーストラリアでは、たばこ価格は非常に高く、1500円~2000円はするようです。日本でたばこが750円になれば、需要はもっと減るかもしれませが、既に他の先進国では1000円にもかかわらず、喫煙者は居るので、750円でもたばこは売れ続けるでしょう。

さらに、世界のGDPは上がります。IMFによると、世界のGDPは2022年までに年率3.8%で増加するようです。

出所:2017年10月 IMF World Economic Outlook 260ページの表

 

必ずしもGDP=購買力ではないのですが、仮に2018年から2030年まで年率3.8%でGDPが伸びる場合は、世界の購買力は56%増えると考えてもいいと思います。ということは、たばこの価格を50%程度上げても、世界の購買力も同じくらい上がっているので、需要が壊滅的に減ることは考えにくいのかなと考えます。

上記の表によると、世界のGDPは先進国(年率1.7%)よりも新興国(年率5%)のほうが成長率が高いと見込まれています。

まだまだ世界では「たばこ一箱100円でもすごく高い」という物価の国がほとんどです。人口の多いインド・パキスタン・バングラデシュやアフリカなどでは、今後購買力と向上と若年人口の増加が見込まれます。これらの新興国に進出しているブリティッシュアメリカンタバコ・フィリップモリスなどの売上も増えるのではないかなと思っています。

先進国での売上・利益は微減、新興国では増加ということで、今後もたばこ会社は安定してキャッシュを稼ぎ「高配当株」と言われ続けるのかなと思います。

非常に大雑把な考え方なのですが、当たらずとも遠からずといったところではないかと思います。

さらに何と言っても、たばこ業界には新規参入企業が事実上無いですし、生産維持のための投資や莫大なR&D費用(最近は加熱式たばこでそこそこのR&D費用を計上していますが・・・)が不要なので、ビジネスの構造自体は理想的です。成長はするものの、競争が激しいIT業界の会社よりも、むしろたばこ会社のほうが今後も安定しているのではないかと思います。

私は今後も引き続き安定して配当金がもらえる、たばこ株への投資を続けていこうと思います。







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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