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JR東日本労組から組合員が大量脱退:日本の労組は機能不全

投稿日:2018年6月27日 更新日:

少し前の東洋経済の記事なのですが、JR東日本労組から大量に組合員が脱退したとのニュースがありました。なんと組織の2/3の3万2千人に上る組合員が3か月で一気に脱退したようです。

ネットで調べたらいろいろ情報が出てくるのですが、事の発端は「一律のベア」を求める組合と、「定率のベア」を求める会社側で意見の対立があり、会社側が折れないと判明したのちにJR東日本労組側が2018年2月に「ストを決行する」と会社の予告したことが「大量脱退」のきっかけになったようです。

そもそも年収600万円もある「高給」取りのJR東日本労組の組合員が、さらなる給料UPのために、利用者の不便を無視してストをするというのが怪しからん、というのが表立った理由のようですが・・・。

JR東日本組合の労働組合費は年収の2.2%もあるということで、給料にもよりますが月額8000円に上ることがあるようです。年額10万円近くが組合に取られていることを不満に思う組合員が多かったようです。さらにJR東日本労組は、国鉄時代のながれでいわゆる革マル派とよばれる過激左派思想の人々が幹部に居るということでした。おそらく、組合として熱心に政治活動をしていたものと思います。(当然資金の出所は組合費・・・)

結局JR東日本労組は6月の定期大会で、組合員の2/3もの脱退者を出した今回の一連の事態に対し「敗北」と総括しています。壊滅状態なので今後の組織の立て直しは大変でしょうね・・・。

 

さて、私もサラリーマンなので労働組合は必要と思います。決して労組が不要だといっているわけではありません。私も「伝統的日本企業」に勤めており、もちろん労組もあります。我々労働者を守るために、団体交渉が必要なことも理解しています。

ところが、私の会社も含め労働組合の実態はどうなっているかというと、組合員の待遇向上よりも、選挙応援とか、組合から立候補した人の応援といった、「政治活動」にやたらと熱心に取り組んでいる「働かないオジサン」がたむろしている、こんな感じです。

しかも組合費がまた高いんです。あえていくらかは書かないですが、私の月々の組合費もかなり高いです。この組合費が「政治活動」に勝手に使われていると考えると怒りがわいてきます。でも、「日本の伝統的企業」に勤めている人はだいたい同じようなことを思っているのではないでしょうか?

もともと日本の労働組合は、戦前にできた戦争遂行のための「産業報国会」がもとになっています。産業報国会は、賃金や休憩などの労働条件を調整し、軍需物資生産のための調整を行っていました。この産業報国会で決められた制度が元になって、今の日本の大企業の特徴である、年功序列・終身雇用そして企業別労働組合というのが出来上がったとわれています。

つまりもともとが「国との協力」が主眼で作られた政治性を帯びた組織が日本の労働組合ということです。なので政治活動を熱心に行うのかなと思います。(もちろん日本以外でも労働組合というのは政治性を帯びますが)

それにしても私の目から見ると、現代日本の労組は年功序列・終身雇用で守られた「働かないオジサン」のための組織であり、20代・30代の組合員の待遇向上についてはほぼ無関心です。そんな労組が「選挙で票を入れてください」という政党というのは「働かないオジサンを守るための保守政党」という風に映りいます。いわゆる保守政党といわれる自民党のほうが、経済会に賃上げを要請したり、リベラルなように感じます。

橘玲さんの「朝日嫌い」を最近読みましたが、私が感じている違和感を、あざやかに解説していました。やはり日本の「リベラル政党」というのは「労組」に代表される年功序列・終身雇用の甘い汁を吸っている働かないオジサンを守るという「保守政党」なのだな、と思いました。





さて横道にそれてしまいましたが、言いたかったのは労働組合というのは本来組合員の待遇向上が目的のはずなのに、組合員にほとんど利益をもたらさない「政治活動」を熱心に行って高い組合費を徴収して、組合員を苦しめている、ということです。しかもその政治活動で応援するのは、「働かないオジサンを守る」という保守政党・・・ということで、若手の組合員に対し「政治活動」をしろといっても、だれもやりたがりませんよね。私も電話のリストを渡されて1件1件選挙の応戦を電話をしてくれといわれましたが、即リストをシュレッダーにかけました。。(1件1件「かかってきましたか?」と確認するはずもないので捨ててもばれないと思いました)

私の会社は日本の大企業の常でユニオンショップ制ということなので、何等かの組合に入らなければなりません。ただ、ミソなのは「何等かの組合」であり、昔からある組合である必要はなく、何なら一人組合でもいいというところです。そこまでするのは面倒なので私は一人組合を結成まではしませんが、もし「安い組合費かつ若手だけでワイワイ楽しくやる。政治活動といった無駄なことはしない」という組合があれば、今の組合を脱退してそちらに移りたいですね。

労組については以上のような思いもあるのですが・・・。一方で冷静に考えると日本企業のサラリーマンとしては、このまま「働かないオジサン化」して9時5時で高い給料を実現したほうが費用対効果が大きいので、へんな正義感で突っ走ることなく、おとなしくしようと思います(笑)。20代ならともかく、30代ともなると給料もそこそこになりますので。。。会社の仕事は適当に切り上げ、投資や副業を頑張ったほうがいいかな~~と思っています。

というわけで最後に私のダメダメな人格をさらして、この記事を締めくくりたいと思います(笑)







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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