たばこ株分析

アルトリア【MO】2018年第2四半期決算

投稿日:2018年7月28日 更新日:

アルトリアが2018年第2四半期の決算を発表しましたので記載します。アルトリアは2008年にフィリップモリスを切り離し、現在ではアメリカ国内のみで事業を行っています。

アルトリア(MO)2018年第2四半期決算数値

売上は前年比-5.4%、純利益は前年比-5.7%、一株利益は前年比-3.9%でした。(自社株買いを行っているので、一株利益の減少が緩和されています)

主な数値を下記の通り日本語でまとめました。

百万US$ 2018年第2四半期 2017年第2四半期 前年同期比
売上 6,305 6,663 -5.4%
営業利益 2,548 2,588 -1.5%
純利益 1,876 1,989 -5.7%
一株利益 $0.99 $1.03 -3.9%

売上が減った理由は「たばこの消費量が減っている」からです。消費量については本記事の後ろの方で記載しています。

さらに製品別の前年同期比をまとめました。

売上(百万US$) 紙巻きたばこ 無煙たばこ ワイン その他 合計
2018 5,546 579 166 15 6,305
2017 5,922 564 150 27 6,663
前年同期比 -6.3% 2.7% 10.7% -44.4% -5.4%

無煙たばこの売上は増加しています。ワインは微々たるものなので、無視してOKと思います。

各製品ごとの営業利益率も出してみました。

営業利益率 紙巻きたばこ 無煙たばこ ワイン その他 合計
2018 40% 65% 16% -380% 40%
2017 38% 62% 17% -30% 39%

上記の通り、無煙たばこの利益率はとてつもなく高いですね・・・。

アルトリア(MO) たばこ製品出荷数の前年同期比

たばこは出荷数の減少を抑えることができれば、今後のビジネスは安泰なのですが・・・

下記に日本語で製品別の出荷本数をまとめました。

百万本 2018年第2四半期 2017年第2四半期 前年同期比
マルボロ 23,529 26,157 -10.0%
その他紙巻たばこ 3,737 4,412 -15.3%
葉巻 417 406 2.7%
電子たばこ 216 221 -2.3%
合計 27,899 31,196 -10.6%

マルボロを中心とした紙巻たばこが10%以上も出荷本数が減っています。また、電子たばこの出荷本数が減っています。以前記事にした新興の電子たばこ企業JUULにマーケットシェアを取られていることが影響しているようです。意外にも葉巻は増えているんですね。個人的には葉巻なんて吸っているところ見たことないのですが・・・。

それにしても、アルトリアの商売というのは驚くほど「マルボロ」の一本足打法ですね。アサヒのスーパードライ以上でなないでしょうか(笑)

決算資料にはその他に下記の記載がありました。

  • トランプ減税による、実効税率が下がった(数少ない追い風)
  • 4億3700万ドルもの自社株買いを行った。
  • 2018年5月、現在の10億ドルの自社株買いに追加して、さらに10億ドルの自社株買い実施を決定。2019年6月末までに自社株買いを実施する。

この決算を受けてアルトリアの株価は下がりましたが、翌日また上がりました。なんだかんだ言ってもアメリカはGDPも上がり、アメリカの労働者の購買力も年々上がっているので、たばこの出荷数が減少しても値上げにより安定的に利益を上げることが出来ます。引き続きアルトリアは高配当株として投資家にリターンをもたらすものと思います。

私としては、アメリカ一国で事業を行うアルトリアよりも、人口と経済が上昇するアジア・アフリカで事業を行うフィリップモリス・ブリティッシュアメリカンタバコを優先して購入していきたいと思います。とはいえ、一切買わないということではなく、コツコツ購入していこうとは思っています。







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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