日本企業について

日本企業では管理職のなり手が居なくなる?

投稿日:2018年9月10日 更新日:

前回の記事で紹介したFIREムーブメントに代表されるように、ミレニアム世代(1980~2000年生まれ)の人は、どんなに給料が高くとも、心身を刷り減らしてまで働く気が無い人が増えているようです。日本の場合は、世代に関係なく「できるならば今すぐ仕事やめたい」と思っている人は多いのではないでしょうか。

このように感じる人がどんどん増えてきたら、日本企業では管理職のなり手が居なくなるのではないか・・・と思います。

日本企業における管理職の待遇

さて、日本企業のサラリーマンは年功序列で給料が上がっていきます。仮に管理職に昇進したとしても、ちょっとした管理職手当が出るだけで、年の近いヒラ社員と給料が大幅に異なることはありません。

私の会社でもそうですし、日本企業においてはよくある話だと思います。

給料はほぼ上がらないにもかかわらず、管理職となると予算達成や部下の管理などでプレッシャーや仕事量が倍以上に増えることと思います。実際、仲が良かった先輩が管理職になったのですが、疲弊しきっています・・・。かわいそうに、と思っています。。

あまりにも職務の重さと待遇がマッチしていません。管理職という「地位」が欲しい人以外は、冷静に考えたら管理職になりたいと思わないでしょう。ただ、日本人は世界で一番「他人の目を気にする」民族といわれていますので、管理職への昇進を打診されたら「コスパが悪いのでイヤです」などと言えないから、内心は嫌々ながらも管理職になってしまった、という人も多いように思います。

つまり日本では、管理職というのは「給料はそのまま」にもかかわらず「会社からのプレッシャー」「管理業務という手間」「言うことの聞かない部下の制御」などなど、三重苦も四重苦も背負うことになってしまいます。

FIRE思考の人は日本企業で昇進したくない

最近はやりつつある、FIRE思考、すなわちFinancially Independent Retire Early、経済的自由を得て若くして引退したい、というような人は、従来当然とされてきた価値観とは違う優先順位を持っていると思います。

従来の価値観は「地位」≧「お金」>「自由時間」 であったように思います。つまり、「自由時間」は最もどうでもいいものとされたのが従来の価値観でした。「昔は夜遅くまで働いた!今は甘いな!」とドヤ顔で自慢する定年間近の方が居ますが(本当にまだいるんですよ・・・)、これこそが「自由時間」に一切価値を感じていない思考の人の言葉です。

司馬遼太郎の本で読んだのですが、日本の武士は「いい家に仕える」ことに価値をおいていたとのことです。現代日本のサラリーマンは「いい会社に勤める」ことに価値を置くということでしょうか。世間的に評判の良い会社に勤めていたら、ローンが通りやすいといった経済的な利益だけでなく、家族・友人からの受けがいい、という付随効果もあります。さらに良い会社で「管理職」の地位にあること自体に価値を置く人も多かったのではないかなと思います。そのためには長時間労働もいとわないということです…。

ところが、私を含め、FIREを目指している人は、「自由時間」>「お金」>>(超えられない壁)>>「地位」という価値観を持っていると思います。

つまり地位なんてどうでもよく、自由時間を欲している人に、大してお金出ないのにやたら大変な管理職やれっていうのはムリゲーというものです。コスパが悪いのに管理職しなければ!というのも無理な話です。会社は違いますが、私の知り合いは管理職昇進の打診をフツーに断ったようです。ただ・・法律上断るのはリスクがあるらしいのですが・・・。

どの日本企業も、今50歳前後のバブル世代は人余りだと思いますが、40代前後から急に人がいなくなります。中途採用が少ない会社では、新卒で入った人のかなりの割合を管理職にしないと、ポストに人が足りないという状況になるでしょう。今後自由時間を欲する人が増えるなか、管理職にしようにも、誰もが「嫌だ」と言って人が足りない時代がくるかもしれません。特にFIREなんて考え方が出てくるミレニアム世代が管理職になる10年後は、社会問題になるかもしれません。

ちなみに私もイヤです。平社員がいいです。管理職になった先輩がぜんぜん幸せそうではないからです。さらに仲がいいので手取りを教えてくれましたが、累進課税のせいか月給で一桁万円(前半)しか変わりませんでした。飲み会数回分しかありません。にもかかわらず心労が多そうで、うーん、、今のままでいいです。

私は気楽に平社員やりながら、FIREを目指して余った給料とたばこ株からの年140万円くらいの配当金を全部投資に回そうと思います。仕事の心労はないし、投資が膨らめば将来に希望を持てるしで、精神衛生上かなり良いです。

日本企業で幸せに生きるには

結局いつもの主張に戻るのですが、年功序列で給料があがる日本企業の場合は、なるべく楽な仕事についたほうがコスパがいいです。夫婦で窓際族なら、世帯年収は世間一般みより高いのに、毎日キッチリ早く帰って有休もきっちりとることができます。そして管理職になるのは出来るだけ避けましょう。

私もだんだん「仕事を振られにくい地位」を築きつつあります(笑)。コツは「うーん、、もう疲れたんですよね~」とかネガティブ発言をそれとなくして、周囲から「ゲッこいつに仕事を任せたら、ヤバイぞ!」と思われるのがいいのかと思います。会社や部署によって加減が異なると思いますが、周囲の定年間近の無気力オジサンを参考にしたら、うまく行きやすいと思います。

仕事の重圧で、もう人生嫌だという人も多いでしょうけど、そういうマジメな人にこそ、私のような開き直ったサラリーマンが居ることを知ってもらえたらと思います。私は今日も6時に会社でました。最近時間があるので家の近くのスポーツジムに通い出しました。運動してプールに入ってサウナと大浴場でリラックスしました。控えめに言って人生幸せです。やはり働きすぎたらダメです。







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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