生き方

パーマネントトラベラーという生き方

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パーマネントトラベラーとは、その名の通り永遠に旅行をして定住地を持たない生活を送る人です。橘玲さんの小説にもありますね。旅好きの人には非常に魅力的な生き方です。ちなみに私は橘玲さんの小説世界の雰囲気が好きです。私も独身なら、小説の登場人物のような生き方をするかもしれませんね。

パーマネントトラベラーの利点

世界中、旅が出来るエキサイティングな生活を送ることができる・・・というのがパッと思いつく利点です。しかし本当の利点は「税金」にあります。

多くの国では、その国に1年のうち半分未満しか過ごさない場合は、納税義務がありません。日本の場合でも、「住民票が海外」「日本に拠点がない」「日本の滞在が183日未満」といった条件を満たすことで、非居住者となります。非居住者となると、日本での納税義務がなくなります。しかし、例えば日本に1年で1か月しか滞在しない場合でも、もし自宅があったり、旦那や奥さん子供など家族が日本にいる場合は「居住者」という扱いになり納税義務が発生するようです。ですので、よくよく注意しないといけませんが・・・日本に家がない、日本には3か月しかいない、という場合は非居住者になれる可能性は大です。

例えば、日本・オーストラリア・シンガポール・ハワイにそれぞれ3か月ずつリゾートホテルで滞在する、といった生活をする場合、どの国にも納税義務がありません。納税義務を確実に回避したい場合は、2か国では不安です。最低でも3か国でそれぞれ120日くらいの滞在にとどめておく必要があります。

パーマネントトラベラーになるには

我々日本人は最強の武器があります。それは「日本のパスポート」です。これさえあれば、ビザがなくても多くの国で3か月連続で滞在することができます。

というわけで、無事に第一の関門は抜けたのですが、問題はお金です。

多くの職業では、休暇を除くと基本的には同じ場所に暮らすことが前提の雇用条件となります。サラリーマンはその際たる職業であり、サラリーマンをしている限りパーマネントトラベラーにはなれません。有り余る資産であったり、時間と場所に縛られない所得を得られるような仕組みを作る必要があります。

例えばフリーランスのITエンジニアであれば、遠隔で仕事をすることが出来るので、パーマネントトラベラーとして生きやすい職種です。私もツイッターでフリーランスのエンジニアの方をフォローしているのですが、各国を自由に移動しつつ、一般のサラリーマン以上に稼ぐ彼らの生活は魅力的に映ります。

また、ブログ収入で典型的なアドセンスやアフィリエイト収入についても、非居住者は現時点では非課税のようですね。もちろん今後法律が変わり、課税対象になる可能性はあるのですが…。

その他は資産運用、とくに配当金でしょう。パーマネントトラベラーとしての生活費を十分に賄う配当金を得られるのであれば、お金の面では問題ありません。パーマネントトラベラーにさえなれば、日本で納税義務のある20%の配当税・キャピタルゲイン税は納税せずに済みます。とはいえ、日本企業からの配当は20%源泉徴収されてしまいます。あらゆる税金から逃れられるわけではありません。

パーマネントトラベラーをするにも日本の証券会社だと困る

オーストラリア駐在中もそうでしたが、日本の証券会社は非居住者には取引を禁止しています(配当は受け取れますが)。パーマネントトラベラーとなると、日本の証券会社では一切の取引が出来なくなってしまいますので、資産運用をしつつパーマネントトラベラーとして生きる場合は困ってしまいます。

解決策としては、日本で法人を作って法人口座で取引する方法があります。ただし、税金の計算などかなり面倒くさそうです。実際にこういう方法を取っている人は見たことがありませんし、私は詳しく知りません。

もうひとつの解決策としては、非居住者でも取引が出居る、海外の証券会社を用いることが考えられます。オーストラリアなどは居住者でないと口座開けないのですが、シンガポール・マレーシアなどは非居住者でも口座を開けるようです。マネーロンダリング規制もあり、非居住者が口座を開くのは年々厳しくなっているので、パーマネントトラベラーを目指すのであれば、今の内に海外の証券口座を開いておくのが良いのかもしれません。ただし・・・現地の言葉を相当操ることが出来るというのが条件となります。シンガポール・マレーシアは英語なので問題なさそうですが、他の国となると微妙ですね。

やろうと思えば私もパーマネントトラベラーになれる

ここで自分の話になるのですが・・・私の場合は1億円を全部オーストラリアの高配当株に振り返ることで、税前の受け取り配当金を700万円にする安定的なポートフォリオを組むことが出来ます。さすがにオーストラリアやハワイといった高物価なところは厳しいのですが、東南アジアといった物価が低いところを行き来すれば、そこそこ裕福な暮らしをすることもできます。今はLCCもあるので、移動費もさほど心配する必要はありません。燃料サーチャージは心配ですが、石油株にでも投資してヘッジすればいいでしょう。

更に私はオーストラリアの証券口座を保有しています。オーストラリアから帰国前に証券会社にメールで問い合わせたのですが、非居住者でも全く問題なく株の取引は出来ます。オーストラリアだと、アメリカやイギリスそしてニュージーランドに親戚が居る人が多く、国民がしばしば海外にいくことは普通です。非居住者だからといって資産運用の機会を奪うことはしないということでしょう。日本の金融当局・証券業界もよくよく考えてほしいところです。

ただ、オーストラリア非居住者だからとって、株に関する税が無税になるわけではありません。キャピタルゲイン税は無税ですが、配当税が源泉徴収されます。日本人の場合は株からの配当金に10%、REITからは15%源泉徴収されます。ですから、私がパーマネントトラベラーになったとしても、配当金のうち10~15%はオーストラリアで課税されます。日本で課税される20%よりも低くなるので、まあいっか、とあまり深く考えないようにします。ちなみに豪州株の場合はフランキングクレジットが付されている場合はその分非課税となるのですが・・・、あまりにテクニカルな話は置いておきましょう。

つまり、資産1億で配当利率7%の豪州株を運用する場合、日本に住んでいたら手取り560万円、パーマネントトラベラーなら595~630万円になります。

理想的には「現地で源泉徴収されない国の証券口座」を保有し、そこからの配当金をパーマネントトラベラーとしての生活の原資とするのがいいでしょうね。具体的にはシンガポール・マレーシアの証券口座を持っておくといいと思います。個人的にはマレーシアリンギットよりもシンガポールドルのほうが通過が強そうなので、シンガポールで口座を開きたいところです。ただ、豪ドルも信頼はできる通貨ですし、今のままでいいかなとは思っていますが。

とはいえ私には家族もあります。さらに子供の教育を考えると、パーマネントトラベラーはしばらくは厳しそうです。境遇的に50歳くらいからはパーマネントトラベラーになれそうです。さら手取り600万円程度でパーマネントトラベラーというのも微妙です。。あと十数年あまり、給与所得、株式投資そしてブログ収入でパーマネントトラベラーとして豊かに生きていけるようにしていきたいと思っています。







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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