資本財銘柄分析

ハーレーダビッドソン銘柄分析(HOG):高級バイクメーカー

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今回はアメリカの高級バイクメーカーのハーレーダビッドソンの分析をします。前回フェラーリの分析したのですが、せっかくなら高級車だけでなく高級バイクも調べてみようと思ったのが切っ掛けです。

ハーレーダビッドソン(HOG)の分析まとめ

  1. 高級バイクの製造メーカー。高収益の源泉は高級バイクというブランド、すなわわち「無形資産」。
  2. 収益性は過去10年間横這い。成長を志向すうるも、2018年上半期は売上・利益ともに落ちている。
  3. 今後成長するかどうかは分からない。配当利率は3%後半あり、投資しても問題ないとは思う。

ハーレーダビッドソンのビジネス

フェラーリと同様、高級バイクメーカーとしてのブランドを築き、コスト競争力ではなく「ブランド」という無形資産で利益を得ているメーカーです。アメリカを象徴する大型のバイクですね。

ハーレーダビッドソンといてばこんな感じのバイクで広大な大地をかっ飛ばす、というイメージですね。

ここ最近は、売上のうち78%程度がバイク本体・16%がパーツ類・残り6%がその他の売上です。

地域別のバイクの販売台数は下記の通りです。

アメリカとヨーロッパの売上が77%を占めます。さらにカナダとラテンアメリカを合計すると、85%がいわゆる「欧米圏」が占めます。アジアはじめその他の地域の割合は低いですね。あまりに大型すぎるバイクは、小柄のアジア人には扱い辛いので、そんなに売れないのかな~…とも思います。さらにアジア圏は人口稠密なので、小回り効かない大きなバイクはあまり受けが良くないのかもしれませんね。

ハーレーダビッドソンの財務数値

アニュアルレポートから各種数値を拾いました。

売上・利益および資産の推移

過去10年間で売上は横ばいです。リーマンショック直後の2009年は赤字になってしまいましたが、他の年では黒字を維持しています。投下資本利益率も上向きになるでもなく、10%前後です。15%を超えたら「高収益起業」といえるので、10%前後ということで「そんなに高収益でもない」という感じかと思います。

キャッシュフロー

基本的に営業CFは順調に黒字です。リーマンショックの時は赤字でしたが。配当金の支払いはフリーキャッシュフローの枠内であり、減配の心配はないと思います。

一株あたり利益・配当金と配当性向

自社株買いを行っているため、一株あたりの配当金は上がっています配当性向も徐々に上がっており、純利益の50%近くに上っています。

ハーレーダビッドソンの将来の見込み

同社の「将来の事業戦略」の資料によると、「米国・米国外の成長を加速させる」「ライダーとの絆を維持・拡大する」「新製品・流通網に投資する」ことで今後の事業成長を図るということでした。

その結果として、2022年までに売上は10~15億ドル伸ばし(年間成長率3.8%~5.5%程度)、営業利益を2億~2.5億ドル伸ばす(年間成長率5.9~7.1%)という目標を立てています。

しかしながら2018年第2四半期のレポートを読むと、売上・利益ともに2017年上半期と比較すると若干下がっています。まだまだ成長計画の実行途中なのかもしれませんが、本当の会社が掲げる成長が実現するかどうかは確信が持てません。

最後に

配当利率は3.74%ということで、そこそこ高いです。資本財ということで操業や成長のために工場への投資など、多額の資本投資が必要ではあります。しかし「高級バイクメーカー」という無形資産により高い販売価格を維持できるので、今後も配当金原資が稼ぐことができるでしょう。

株価を見ると、リーマンショック直後の10ドル台からどんどん上がって2014年には70ドル近くになっていますが、最近は徐々に下がって40ドル前後に収まっているという状況です。

投資しても問題ないとは思いますが、今後会社の計画通り成長するかどうかは分かりません。株価はずーっとフラットなままかもしれません。







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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