投資の考え方

親への投資アドバイスはどうすべきか

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先週ふとしたことから母親と投資の話にありました。母親が「窓口のお嬢さんにはお世話になっているから、銀行で進められた投資信託を買ったよ。NISA口座もその銀行で持っている」と言ったので、嫌な予感がしました。投資信託の契約書を見ると、手数料が資産額、1.8%というものでした。さらにいろいろと手数料がかかる投資信託でした。

銀行で投資信託を買ってはいけない

まさか身内がこんな典型的な罠に落ちるとは・・・と愕然としましたが、契約してしまったものは仕方ありません。即解約させるためにいろいろ説明しました。

ただ、「インデックス投資が効率的」「機関投資家が買えない中小株をもってジッとする」とかをいわゆる"勝てそうな戦略に"ついて説明しても「良くわからないなあ・・・」と母に説明しても嘆くばかり。。そんな母親が一番納得した説明は

「毎年手数料を2%近く取られた場合、仮に10年運用して、結果がプラスマイナスゼロだった場合どうなるか、計算したらわかる。0.98の10乗で10年後は81%になる。つまり2割は手数料で銀行に取られるということ」

というものでした。

さらに、一応フォローするために「人間はべき乗とか、複利というのを感覚で理解できない脳みそを持っている。なので、こういったコストを直感で理解できないので、自分を責める必要はない」

とまで言うと、銀行の投資信託を即解約することに納得してもらいました。

「なんでこんなバカな契約したんだ!!」と責めたら、プライドが傷つけられて意固地になってしまう可能性があります。親とはいえ、プライドを傷つけないように「人間なら騙される」と自分の責任にしないような感じで、やんわりと過去の間違いを指摘しつつ、明確に「即解約する」というとるべきアクションを実行するように促しました。結果として成功してよかったです。

先週末に銀行の窓口に行って、すぐに解約したそうです。「窓口のお嬢さんには悪いことしたなあ・・・」とブツブツ言ってましたが、とにかく一安心です。最近の相場が良かったのか、投資信託の成績は手数料込でプラスマイナスだったようです。

リタイアした親への投資アドバイス

私の母親はまとまった老後の投資資金として1000万円超あるみたいです。両親とも一緒にローンの終わった家で暮らしているので、父親の年金だけで生活はできそうです。でも、もし父親が先に亡くなったらどうしよう、と母親は心配しているようです。なら父も投資すればいいのに、と思うのですが「お父さんは投資になると途端に拒否反応を示すから、自分の貯金だけで投資したい。ガタガタうるさいし」ということで、長年連れ添った夫婦とはいえお金については別勘定がいいようですw。そういや私と妻も完全別勘定でした。(生活費はざっくり折半。絶対私のほうが負担が多いですが、私のほうが家事負担が小さいので、合理的だと思います)

さて、母親のもつ1000万円をどう運用するか・・・ですが、とりあえず母には

  • そろそろ景気の天井なので、一気に全額1000万円投資するのはやめておく。
  • 年金は日本円でもらうため円高のリスクはそこまで高くない。よって、円安&物価高に備えてアメリカ株を中心に運用する。
  • まずは来年のNISA枠120万円で、JTとナショナルグリッドとコカ・コーラを40万円ずつ買う。NISA枠にプラスして100万円程度を高配当株に投資してもOK.
  • 生活費を引いて余った年金が30万円貯まるごとに、安定配当株をコツコツ買う。どんな株を買うかはアドバイスする。
  • リーマンショックなど相場の暴落が来たら、高配当株を買うスピードを速める。

以上をアドバイスしました。でも半分も理解していないと思いますが・・・。

VTIといったインデックス投資でもいいかな~~と思ったのですが、投資で最も重要な「精神の安定性」を重視すべく、配当株投資を進めました。配当金というよりどころがあれば、株価が下がっても精神的に落ち着いて投資を続けることができると考えました。

労働収入の有無で、投資のやり方はことなります。相場の暴落でも労働収入があれば問題ないのですが、労働収入が無ければ精神的ダメージは甚大です。2018年現在は、相場の暴落に備え、現金比率をかなり高めにして運用を開始するのがよいのかなと思っています。

今回のことで分かったのは、親はいつまでも心身ともに活発ではないということです。身体もそうですが、頭の働きもだんだん鈍ってきます。これは人間である以上仕方ありません。私だって年齢を重ねたら、判断能力が衰えてくるでしょう。投資もそうですし、様々な面でサポートをしないといけないな、と改めて思いました。







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スモーク

スモーク

新卒日本企業→豪州駐在→豪州企業転職→日本に帰り日本企業転職→外資系企業転職で今に至る。オーストラリアには7年在住。豪州株がポートフォリオの主力で総資産は1億円弱、年間受取配当金は税後で300万円。すでに経済的自由は達成も、まだまだ資産と配当金を伸ばしていきたいと考えている。

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